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Queenを軽く語るんじゃねーよという話

「ボヘミアンラプソディ」観た。

洋楽にはまった小学校中盤から中一まではエアロスミスかクイーンばっかりだった。

生粋のQueenファンからすると、フレディ本人がパキやエイズやゲイとか口外しなかった暗黙の了解があって、それを映画にするのはどうかと数年前の映画化の頃からどうなんやと。

が、周りの盛り上がりの異常さと、最後のライブエイド21分の再現を怖いもの見たさで、ついに観てきました。

で、映画としてはむっちゃ良かった。生粋のファンとしては突っ込みどころ満載だったが、映画としては実にエンターテイメントで面白かった。映画としては。

制作途中で監督がオスカー狙い系からエンターテイメント系監督に変わったのがよくわかるぐらい内容が混在してたけど。映画としては実に面白い。

ライブエイド当時話題になった、ピアノの上の大量コークとBEERを誰が飲むんやねんとか、

2曲目のハンドマイクわたすローディがむちゃショーパンやとか、

ジョンディーコンがなぜこんな時にピンクシャツで出るねんとか、

変なステップで現れて、ベルトのスタッズも多すぎじゃねフレディとか、

有名なMCのれロれロ最後のオーライトに呼応する観衆のリアクションとか、

そのまま再現で鳥肌立った。つぼ抑えてるやんみたいな。

そうそう、手首でなく腕ごとで叩くのが特徴のロジャーのドラムもね。

が、何かがおかしい。

と帰りにとぼとぼ梅田を歩いて天下一品ラーメンを食べながらよく考えたら、気づいた。日付はすでに変わっている。

最後の伝説の21分が、14分しかない。

そう。2曲飛んでいる。

ドドンパでおなじみ「ウイウイルロックユー」、大好きな「愛という名の欲望」がカットされとる!

このバンドを一躍ライブバンドとして有名にした前者は劇中にしっかり盛ってあったのでカットはわかるけど、後者のカットは意味わからん。

ライブエイド当時は、この2曲の出来がいまいちだったのは有名で、

前者はドドンパのフロアタムのチューニングがおかしくて、トトンポにしか聞こえず、

後者は最初のフレディのテレキャスのイントロギターの音圧が低かったとかあったけど直近では全米№1となった一番有名な曲だったはず。ギターの練習まで時間がなかったんだろな。うんうん。

ということで、ほんものの伝説の21分は次の通り。

当時のへたな裏方が弾くピアノがないのは映画のほうが良かったかもね。

ついでに史実で言っとくと、

ソロ反対とかディスコ音楽がだめとか劇中言ってたけど、最初のソロアルバムだしてしかも内容がわけわからんぐらいディスコ調だったのは、ロジャーだっったし。

一番ニコニコしてたけど、ライブ追わったらベース放り投げてたし、音楽ビジネスにうんざりしたって最初にバンドやめたのもジョンディーコンだし。

ジムハットンは本当だけど、フレディおかしくなったのは、彼エルトンジョンがジョージマイケルにいったのが原因だったはすだし。

百万ポンド到達したのはクイーンの出番の時じゃなかったし。(良かったら電話せんと最後までじっと観るわな)

それと、

確かにバンド内は不穏だったけど、人気が落ちてたわけじゃないし。これでジャンプアップで復活したわけじゃないし。直後のアルバム売り上げが跳ね上がったわけでないし。いい曲はずっといい曲だし。

映画化が決まったころあたりから、ライブエイドで一番良かったのがクイーンのステージとかいう話が出始めたけど、そんな話し聞いたことないし。

あーすっきりした。

でももう1回観に行こうっと。

くそミーティングが長くなったおかげでDolby ATMOS観れなかったから、こんどはDolby ATMOSでね。

このバンドの話は尽きないのでまた今度。

ついでに、高1の時にカバーした、ウイウイルロックユーの高速レア版がこちら。好き。

劇中にネタになってたのがこの曲。

ライブではロジヤーの出番で定番だったから結構好きなんだけど。♪ I'm In Love With My Car

さいごに

フレディー最後の映像を。

足がないんだよもう。足が。

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